レビス Levis / Photograph of Yokosuka
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横須賀に長年住みながら、
社会人になってからは帰宅が遅く寝に帰る場所となった。
同時に日常的な動線も限られていった。
だから、地元なのに、どこか距離を感じ出していた。
15年くらい経った。
家族を持ち、子供が手を離れ出し、
遅ればせながら働き方改革という世の中の恩恵を受けることになった。
時間ができたので、
数年前から市内を歩き出した。散歩だ。
知らない場所が沢山あるから、もう散歩ではなく半ば、冒険だ。
道中色々な空気を感じた。
近づきすぎると少し突き放してくる空気、
離れすぎるとどうした?と寄ってくる空気だ。
どっちなんだ?まるで猫みたいな。
どっちにしても、私は今のこの土地を感じ撮影したい。
言うのは恥ずかしいけれど、
市内のいたる場所を写真に撮り、私が写真と対峙していくことで、
色々な事があったけれど、それでも、
横須賀に住み、
ここで死ぬことを最後は肯定しようとしている気がするからだ。
勝手な解釈だけれど、
目の前の現実風景は
自分の写しが少しは入っていると思いたい。
それは、
現実風景に自分が存在することの確認、回収作業に近いかもしれないし、
一般的には少し頭がおかしいのかもしれない。
時が進んで、
今の姿、空気、私が消えてしまう前に、
過去の日記、写真と対峙して生まれた何かを記し、写真に添えてまとめた。
本書発行に当たり多大なるご協力いただいた
ニセアカシア発行所の松本様に心より感謝申し上げます。
ユサ ハルミ 2026/6/18
撮影地:神奈川県横須賀市内
撮影時期:2025年初頭から同年11月
サイズ:A5横
ページ数:172(写真149点、ユサ的横須賀過去日記こじらせ文章18点)
製本:並製本 ソフトカバー右綴じ
著者:ユサ ハルミ
発行:ニセアカシア発行所
装丁:松本 孝一